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私が小さい子供の頃から家には犬がいた。
子供の頃、家にいた犬は父親が猟をやっていたせいかで、
セッターだった。
この子が亡くなってから数年後、ジャーマン・シェパードを飼っていた。
このため自分は「犬には慣れている」、
犬を飼うということが「分かっているつもり」でいた。
しかし、そらを飼ってから
「家に犬がいる事」と
「自分で犬を飼いはじめること」
はだいぶ違うということに気づいた。
「家に犬がいる」というのは世話をしてくれていた誰かがいたわけで、
自分の都合の良いときだけ、犬と遊んでいたに過ぎない。
(少なくとも子供の頃はそうだった)
しかし、自らの意思で「犬を飼う」ということはその犬に
対して全責任を負うということ。
当たり前のことですが、餌やり、散歩、糞の片付けなど
自分がやらなかったら誰もやってくれない。
人に話すと「大変でしょう」とか「やってるの?」とか
言われるが、そらに対してそれを行うことは
全く苦痛にはならない。
それはそらがとても可愛く、いとおしいから。
しかし単に可愛いだけでは犬を飼うことはできなかった。